知る・学ぶ読書【読書で教養は身につくか】

教養だけにこだわらず、興味のあることを知る読書。目標年50冊。

12冊目『いけばな―知性で愛でる日本の美―(新潮新書)』

 茶道は多少の経験(体験といったほうが良いかも?)があるのですが、いけばなとは全く縁がありませんでした。興味の幅を広げることも教養を身につける一つの方法であるのならば、この機会に触れてみようと思い選びました。

いけばな―知性で愛でる日本の美―(新潮新書)

いけばな―知性で愛でる日本の美―(新潮新書)

 

  この本は、花の生け方や鑑賞の仕方の指導書ではありません。従来の鑑賞の作法は、床の間にいけた花を鑑賞するためのものであり、現在のスタイルとは合わない部分も多いそうです。一般の人が鑑賞する際には、蘊蓄を傾けたり点数をつけて評価するのではなく、素直に観想を述べるのがよいとあり、肩肘張らずに楽しもうと思いました。

 いける際は、型を学ぶことが重要です。型は唯一絶対の正解ではなくとも、多くの人が美しいと認めてきたものです。型を知ればセンスに頼らずともいけることが出来るメリットもあります。

 他にも日本の文化や習慣、伝統的な考え方にも言及されていて、この一冊でごく簡単にではあっても幅広く知ることが出来ました。特に陰陽五行の考え方は、日本のしきたりなどの多くに関わっており、知っておくと役に立ちそうです。

 いけばなを昔の花嫁修業や趣味のお稽古ごとだから自分には関係ないと思わずに、少し覗いてみると、今までとは違った視点で様々な作法やしきたりが見えてくるように思いました。

 

次は『歴史を学ぶということ (講談社現代新書)』を読みました。