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知る・学ぶ読書【読書で教養は身につくか】

教養だけにこだわらず、興味のあることを知る読書。目標年50冊。

5冊目『目の見えない人は世界をどう見ているのか』

 興味本位で読み始めた本でしたが、自分とは異なる身体の使い方をしている人たちについて知る良い機会になりました。 

 目の見えない人全体に当てはまる一般論ではなく、著者がかかわった方たちの場合について書かれているという点には注意が必要かもしれませんが、今後視覚だけでなく、ほかの部分が不自由な方と接するときにも参考になる考え方が書かれていると思いました。

 

 障害のある人に対して、「手伝う」「サポートする」という気持ちで接することは、ときに厚い壁を作ることになると言うのは、読むまで気が付かない視点でした。それは福祉の見方であり、必要なことではあるのだろうけれど、そればかりではさみしい思いをするのだろうと感じました。「『特別視』ではなく、『対等な関係』ですらなく、『揺れ動く関係』」を作りたいという言葉が印象的でした。

 

 目が見えない人に対する誤解がありました。たとえば「点字」は触覚で感じるものだという先入観がありましたが、実際には指で「読む」ものだそうです。

 体の「器官」と「能力」を切り離した考え方は興味深く、「足」で「さぐり」ながら歩く、「耳」で「注目」するなどは、私も多少はやっているなと思いながら読みました。

 

 

次は「大国の掟 「歴史×地理」で解きほぐす (NHK出版新書)」を読もうと思います。